今月のブログは、安陪、高橋、小山田が担当します。
…ということで、こんにちは安陪です。今回、久しぶりに、地元の朝倉市内を散策してきました。
小雨で少しムシ暑い中、“平塚川添遺跡公園”に行ってきました。
“平塚川添遺跡”は、弥生時代中期から古墳時代初頭にかけて営まれた大規模な低湿地性の集落で、その時代の一つの集落としての遺跡では重要であるとして、平成6年に『国の史跡』の指定を受けました。この遺跡の特長は、建物の周りに幾重にも張り巡らせてある水郷(環濠)と、その濠に区画された集落群です。
この地には昔“邪馬台国”があったともいわれており、想像をかきたてられます。少し荒れてはいましたが、訪れる人たちにホッとするひとときを与えてくれます。
珍しい植物を発見…。「これ何?」と聞くと 綿 (ワタ)でした。私は実際に見るのは初めてでした。昔は、白い花の部分をつむいで、実際に布団や座布団等を作ってたそうです。
黄色い花は女郎花(オミナエシ)… “盆花”とも呼ばれ、お盆からお彼岸位の時期のお供え用の花としても知られています。生け花にするのもいいのですが、生けた後だんだんイヤなニオイがしてくるのが難点です。
平塚川添遺跡公園の案内板です。後ろの堤にはレンコンが群生しています。以前はこの地区にレンコン畑がところどころありましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。
案内板にあるように住居、倉庫が広い敷地に配置されてます。
復元された住居全景です。 静かに目をつむると、気分は紀元3世紀頃にタイムスリップ!
その時分の生活はどうだったんだろうか…と想像しながら観て回りました。
…時間がゆっくり流れ、水のせせらぎと野鳥の声 ♪ そんな風景が自然に見えてきます。
高床式倉庫。米の倉庫として使われたといわれてます。
床をあげる事で湿気から米を守り、また、それぞれの柱にはネズミ返しが施され大切な米を守る工夫がされてます。
近くで見るとその重厚な造りに感心します。土の上ではジメジメしてたのも、上にあがれば湿気がなくサラサラな感じです。自然と上手く共生していた昔の人々の知恵に頭が下がります。私たちが、今いかに電気・機械に頼って生活しているか反省させられました。
最後に 平塚川添遺跡復元予想図です。
ゆっくり散歩するのも時には良いなぁ~と感じた一日でした。温暖化対策に電気を使わないエコ生活もたまにやってみたいですね。