明日6月7日、我が社は創立記念行事を行います。
昭和24年2月15日に創業、
翌年の昭和25年6月10日に法人設立して、ちょうど65年が経ちました。
創業者の思い、行動基準を大切にして、
日々学びながら、業務をこなしております。
その歴史の中で、我が社が事務所、現場で行っている
「活力朝礼」を披露いたします。
時系列で説明いたしますので、どうぞ追いかけてみられてください。
7時24分50秒
「朝礼開始10秒前です。姿勢を正してください。」

背筋を伸ばし、足は65度に開き、
手は親指が開かないようしっかり伸ばして、
ズボンの縫い目に合わせます。正しい姿勢で始めます。
↓
7時25分00秒

司会は、ベルを鳴らして、一礼。
「○○ ○○、進行させていただきます。」
「6月6日土曜日、只今より朝礼を行います。」
「朝の挨拶、●●さん!」
↓

指名を受けた●●さんが正面へ立ちます。きびきびと行動です。
「みなさん、おはようございます。」
一同、分離礼で「おはようございます(唱和)」
終えて、●●さんは列に、○○さんは司会位置に戻ります。
朝礼のスタートです。
この朝一発目のスタートが、正しい動作で、かつ、どれだけ大きな声が出せたかで、
今日一日が決まります。
飯田工務店は、毎朝気合が入っています。
↓

社旗安全旗に拝礼します。
「大自然の恵みに感謝をして、今日一日の安全と会社の繁栄を祈願して、一同、礼!」
感謝から始まる一日を大切にしています。
↓

創業者の経営理念を唱和します。
時代も人も絶えず急激な変革を為している。
この時に当たって我々飯田工務店は
建築という商品あるいはそれ以外のものにおいて
顧客は何を求めているのか、絶えず追及、察知し、奉仕して
その地域と共存し、企業の永続を図るものとする。
飯田工務店は、そのための組織集団であるため、
各人は自分自身を高めるための研鑽に
努力いたさねばならない。
我々は家庭と企業を通じて、常に信頼協調して、
有形無形の幸福を追求するものとする。
↓
社訓を唱和します。
1. 誠実
2. 真心
3. 謙虚
4. 忍耐
5. 感謝
↓

続いて、ラジオ体操を行います。
体操もキビキビ、しっかり行います。
ときにはストレッチ体操も取り入れています。
↓

体操が終わり、元の体系に戻って、少し姿勢を和らげます。
休め、の姿勢でハウスルールの確認を行います。
社内で設けている7つのアクト=行動基準のうち、
今週特に意識して実践するテーマとその具体的行動指針を伝えます。
例えば、アクト(2)「ハイ」の返事を響かせましょう! などです。
その他、改善課題や環境取組の今月の目標を再確認します。
↓

次は、挨拶のトレーニングです。
円陣を組み、司会の発声のあとに分離礼で唱和します。
おはようございます
いらっしゃいませ
ありがとうございました など6、7回行います。
↓

さらに、「ハイ」のトレーニングです。
円陣を保ったまま、司会の指揮で「ハイ」を返答します。
全体で、ひとりひとり順番で、またゆっくりと、次は早くというように。
↓

次は「職場の教養」という冊子を輪読して、感想を述べます。
司会者の指名で行っていきます。
この冊子は月刊であり、
社会人としての行動指針や職場人間関係、仕事のコツ、失敗への対処法、また時事など幅広い内容が「一日一話」掲載されている優れものです。
非常にためになる内容で、ハッとさせられたり、なるほど♪と頷かされたり、とても有益です。
これは朝礼にとどまらず、日報へ感想を書くことで、
反復して理解度を上げるように取り組んでいます。
↓

心が洗われたところで、業務連絡の確認を行います。
挙手して発言するスタイルで、
発生したクレーム情報なども織り交ぜて、情報を共有しています。
↓
合宿での決定事項を唱和します。
合宿での決定事項?
我が社では、半期に一度、期首に全社員が集い、1~2日缶詰めで
営業面、コスト面、新事業取組、部署間連携、業務改善、環境取組などについて
ルール・約束事を決めて実践しています。
その決め事を毎朝唱和することで、業務が正しく行われるように導こうとしております。
声に出して唱えることは大事ですね。
当日の司会は、そのテーマに対する自分の取り組み状況を発表するようにしており、
他のメンバーに参考になる事例も出されるなど、
業務着手前に確認できるのは、効果があります。
↓
経営理念の唱和を行います。
上述は、創業者の経営理念でした。ここで唱えるのは現代表者の経営理念です。
わが社は 常にお客様第一主義に徹し、
お客様からの信頼を得ることを経営の最大目標とする。
その目標達成のために、次のことを日々実践する。
1. 建物という商品を通じて、
お客様に意味としてのやすらぎの空間を提案することに徹する。
2. お客様からのクレームに感謝し、その対応・処理は何事にも最優先とする。
3. お客様との真のお付き合いは竣工引渡し後と心得、
アフターサービスに徹する。
4. お客様との約束を絶対守る。
5. 常にコストの追及に努める。
↓

最後に、実践の決意を誓います。
今日一日 朗らかに 安らかに 喜んで 進んで 働きます!
↓

司会者のベル・礼により、朝礼を終了します。
「ありがとうございました」の分離礼で終わります。
いかがでしょうか?
約20分の朝礼です。
創業者の思い、それを成就・継続していくための現代表の方針を、毎朝始業前に唱え、
全ての行動を正しい姿勢・礼儀で行うことで、心と気合=魂と活力を注入しております。
我が社は、家族、お客様、協力会社の皆が同じように幸せであること誓い続けています。
その達成のためには、人間磨きをし続けなければなりません。
活力朝礼は、その人間磨きの起点の役割を果たしています。
独り言・・・
ある絵描きさんがこの街をスケッチしたとき、
町の人々や車と一緒に
「飯田工務店の活力朝礼」が描かれているような、
そんな未来を想像しています。
我が社に25歳の三人トリオがいます。
彼らが60才に到達するとき、我が社は創立100年を迎えます。
橋本でした。